ピアノを始めたいけど指が太いとできないのではないか。
そう思ってしまいますよね。
実際のところはどうなのでしょうか。
指が太いとできない？
指が太いとピアノはできないのではないかと思うかもしれません。
確かに黒鍵と黒鍵の間は狭いです。この間の幅は1.2cm。
和音（複数の音を同時に鳴らすこと）の場合、この間を弾くことになります。
しかし男性のピアニストがいるように、指の太い人でも問題ありません。特に外国人の男性は手が大きいでしょう。指が太いことを理由で弾きにくいというのはあまり聞きません。
むしろ、鍵盤を押してみるとわかりますが、結構力がいるんです。キーボードとは違い、ピアノの鍵盤には硬さがあります。
むしろ指が太くて筋肉がある方が弾きやすいですよ。ちゃんとメリットもあるんです。
太い方が力強い印象のピアノができるかもしれませんね。
最初は趣味程度から始めますでしょうし、太さは関係ありません。
指が太いのは個性の一つ
指が太いということは力があるとも言えます。
鍵盤をいくつか同時に押す「和音」がありますが、これはやはり力があった方がやりやすいです。
太い指というのは個性の一つで、しっかりとメリットもありますよ。
個性を活かしたピアノ・・・それを目指すのがいいですね。
指って筋肉あるの？
指の筋肉といいますが、本当にあるのか気になりますね。
指先の方を触ってみると骨と皮だけのような気がします。
実をいうと指先の方にはほとんどありません。筋肉はほとんど手のひらの方に集中しています。
ですが、「虫様筋（ちゅうようきん）」と呼ばれる筋肉が指の根元あたりから手のひらにかけてありますので、これは鍛えることができます。
この筋肉が鍛えられれば、ピアノは弾きやすくなるでしょう。
しかし、ピアノをするために指を鍛えるというのは、あまり聞きません。ピアノをするうちに自然に指が慣れてきますよ。
そしてもっと慣れると、指の力で弾くというより肩の力を抜いて腕の重みを利用して弾くようになります。
私もピアノの先生に「肩の力を抜いて」と何度も言われました。
また、鍵盤をいくつか同時に押す「和音」は、体を前のめりにして体重を指先に乗せるように弾きます。そうすれば弾きやすくなります。
まとめ
指が太いとピアノができないのではないかと思ってしまうかもしれませんが、ほとんど関係ありません。
日本人より手の大きい外国人がピアノを作りました。
ですから指が太いからピアノができないということはないんですね。
逆に力強い弾き方ができてメリットになりますよ。
