大人・シニアのピアノ練習は30分でOK|無理なく続けるコツを解説

ピアノ 30分

ピアノを始めようと思ったとき、

「毎日、どれくらい練習すればいいんだろう?」

と気になることがあります。

せっかく始めるなら、

毎日しっかり練習した方がいいのかな。

1時間くらい弾かないと、なかなか上達しないのかな。

そんなふうに考えることもあると思います。

でも、ここで少し考えてしまうんですよね。

「毎日1時間も続けられるかな……」

仕事や家事がある日。

出かけて疲れて帰ってきた日。

何となく体がだるくて、今日は何もしたくない日。

そんな日でも、

「ピアノの練習を1時間しなきゃ」

と思うと、少し気持ちが重くなることがあります。

最初は、

「ピアノを弾いてみたい」

という楽しみな気持ちだったのに、

いつの間にか、

「今日は練習しなきゃ」

「昨日できなかったから、今日は頑張らなきゃ」

と、義務のようになってしまう。

そして、練習できない日が続くと、

「自分には続けられないのかもしれない」

そんなふうに思って、だんだんピアノから離れてしまうこともあります。

でも私は、

趣味でピアノを楽しむなら、

最初から毎日1時間も練習する必要はないです。

むしろ大切なのは、

「これなら今日もできそう」

と思える時間で続けること。

30分。

もし30分が長ければ、20分でもいい。

疲れている日は、15分だけでもいい。

ピアノは、

長い時間を一度に頑張ることよりも、

無理をしないで、何度も鍵盤に触れることの方が大切だと思います。

「毎日1時間練習しないと、上達できない」

そう思って、始める前から不安になっているなら、

まずはその考えを少し手放してみてもいいかもしれません。

この記事では、

大人やシニアがピアノを楽しむなら、

なぜ30分程度の練習でも十分なのか。

そして、無理なく続けるためには、

どれくらいの時間が自分に合っているのかを考えていきます。

目次

集中力は30分くらいしか続かない

集中力は30分くらいしか続かない

「せっかく練習するなら、1時間くらいはやらないと意味がない」

そんなふうに思うことがあるかもしれません。

でも実際にピアノを弾いてみると、

思っている以上に頭を使います。

楽譜を見る。

鍵盤の位置を確認する。

右手と左手を別々に動かす。

間違えたところを、もう一度弾いてみる。

ただ鍵盤を押しているだけのように見えても、

頭の中では、いろいろなことを同時に考えているんですよね。

人間って、1時間集中するとかなり疲れます。

大人が集中できる時間は平均50分といわれていますが、

60歳を過ぎると、1時間ずっと集中し続けるのは正直しんどいです。

勉強していると、

体を動かしているわけでもないのに、

なぜかお腹が空いてくることがありますよね。

あれは、脳もエネルギーを使っているからです。

脳は、普段の生活の中でも多くのエネルギーを使っています。

だから、集中して何かを覚えたり、考えたりするだけでも、

思っている以上に疲れます。

ピアノの場合は、

譜読みをする。

鍵盤を確認する。

手の動きを考える。

音を聴く。

そして、次はどこを弾くのか考える。

いろいろなことを同時に使います。

だから、

「まだ30分しか練習していないのに、なんだか疲れた」

と感じても、不思議ではありません。

特に大人になってからピアノを始めると、

久しぶりに集中して新しいことを覚える時間になることもあります。

仕事や家事を終えたあとなら、

すでに一日の中でたくさん頭を使っています。

そこからさらに、

「よし、1時間しっかり練習しよう」

となると、思った以上に疲れてしまうこともあります。

だから私は、

疲れて集中できなくなってからも、

無理に続ける必要はないと思うんです。

集中できている30分。

その30分を、ゆっくりピアノに向き合う。

それだけでも十分です。

むしろ、

疲れ切るまで練習して、

「今日はもうピアノを見たくない」

となってしまうより、

「もう少し弾きたいな」

くらいで終わる方が、

次の日も鍵盤に向かいやすくなります。

もちろん、

30分でも長く感じる日もあります。

そんな日は、

15分だけ弾いて終わってもいいと思います。

「今日はあまりできなかった」

ではなく、

「今日も少し鍵盤に触れた」

そう考えてみる。

大人やシニアがピアノを続けるうえで大切なのは、

一度にどれだけ頑張ったかよりも、

無理をしないで、

また次の日もピアノに触れられることではないでしょうか。

手や指の負担を考えると長時間は逆効果

「せっかく練習するなら、もう少し弾いておこうかな」

ピアノを弾いていると、

そんなふうに思うことがあります。

少しでも長く練習した方が、

早く弾けるようになる気がしますよね。

特に、

今日は時間がある。

さっきより少し弾けるようになってきた。

そんな日は、

「もう少しだけ練習しよう」

と、つい長く弾いてしまうこともあると思います。

でも、

大人やシニアがピアノを続けるなら、

頭の疲れだけではなく、

手や指の負担も考えておきたいところです。

年齢を重ねると、

若い頃には何ともなかったことでも、

久しぶりに続けて指を動かすと、

思った以上に疲れることがあります。

特にピアノは、

普段の生活ではあまりしないような、

指を一本ずつ細かく動かすことを繰り返します。

最初は楽しく弾いていても、

だんだん指が動かしにくくなったり、

指の関節がじわっと熱を帯びるような疲れを感じたりすることもあります。

私自身、

長く弾きすぎた日の夜は、

指の関節あたりがじんと重くなる感じが残ることがあります。

「まだ弾けるから大丈夫」

「少しくらい疲れていても、もう少し練習しよう」

と思ってしまうのですが、

そんな状態で無理を続けると、

手や指にも負担がかかります。

歳を重ねると、

指が硬くなりやすく、

慣れない動きを長時間続けることで、

手や指に疲れがたまりやすくなります。

無理をすると腱鞘炎(けんしょうえん)を起こすこともあります。

腱鞘炎は50代に多く、

悪化すると日常生活にも影響しますし、

治りも遅くなります。

せっかく、

「ピアノを楽しみたい」

と思って始めたのに、

無理をしたことで手が痛くなり、

しばらく鍵盤に触れられなくなってしまったら、

やっぱりもったいないですよね。

だからこそ、

「今日は1時間練習しなきゃ」

ではなく、

手が疲れない範囲で練習することが大切だと思います。

その目安のひとつが、

30分くらいです。

もちろん、

30分続けて弾かなければいけないわけではありません。

途中で手や指が疲れたら、

少し休憩してもいい。

30分が負担なら、

15分ずつに分けてもいい。

「まだ弾けるから続ける」のではなく、

「明日も気持ちよく弾けるくらいで終わる」。

そのくらいが、

大人やシニアが長くピアノを楽しむには、

ちょうどいいのかもしれません。

少し短いと感じるくらいが続けるコツ

「今日は30分練習しよう」

そう決めても、

実際に毎日続けるとなると、

意外と難しいことがあります。

今日は元気だから30分できる。

でも、

仕事や家事で疲れた日は、

鍵盤の前に座るだけでも少し面倒に感じる。

そんな日もありますよね。

最初は、

「ピアノを弾けるようになりたい」

と思って始めたのに、

いつの間にか、

「今日も練習しなきゃ」

になってしまう。

これが、

続かなくなる大きな理由のひとつだと思います。

だから私は、

長く続けるためには、

少し物足りないかな

と思うくらいで終わることが大切だと思うんです。

30分が長く感じるなら20分。

20分が長いなら15分。

趣味で楽しむピアノなら、

そのくらいでも十分です。

「毎日30分できなかった」

ではなく、

「今日は15分だけど、ピアノに触れた」

そう考えてみる。

短くても、

少しずつ鍵盤に触れる時間を重ねていけば、

昨日できなかったことが、

少しずつできるようになっていきます。

もちろん、

今日は30分弾ける日もあると思います。

楽しくて、

気がついたら1時間弾いていた。

そんな日があってもいいんです。

ただ、

「毎日1時間やらなければいけない」

と決めなくていい。

大切なのは、

ピアノが生活の負担にならないことです。

少し短い。

少し物足りない。

でも、

「また明日も弾こうかな」

と思える。

私は、

その気持ちを残して終わることが、

長くピアノを続けるコツだと思います。

毎日たくさん練習することよりも、

無理なく、

「今日も少し弾いてみようかな」

と思えること。

その積み重ねが、

気がついたときには、

以前より弾ける曲を増やしてくれるかもしれません。

まとめ

大人やシニアがピアノを続けるうえで、
大切なのは、長時間がんばることではありません。

  • 30分が長く感じるなら20分
  • 20分でも疲れるなら15分
  • 疲れた日は、思い切って休んでもいい

ピアノは、誰かと競争するものではありません。

「毎日1時間練習しなければ」

そんなふうに考える必要はないんです。

少しだけ鍵盤に触れる。

昨日より少し弾ける。

好きな曲が、ほんの少し形になってくる。

その小さな積み重ねでも、ピアノはちゃんと上達していきます。

そして何より、

無理なく続けられることが、長くピアノを楽しむためには一番大切です。

「自分にも弾けるかな」

「できるだけ簡単に、ゆっくり始めたい」

そう思っている方は、まず最初の1曲を目標にしてみるのもいいかもしれません。

ピアノを「簡単・ゆっくり」弾きたい初心者へ|最初の1曲が必ず弾ける練習法

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