シニアでもピアノは始められる
歳を重ねると、
「何か新しいことを始めてみたい」
そんな気持ちになることがあります。
その中で、
「あの曲を、自分の手で弾けたらいいな」
と思うこともあるのではないでしょうか。
テレビやYouTubeで誰かがピアノを弾いているのを見ると、
「いいなぁ」
と思う。
昔から好きだった曲を聴いて、
「自分でも弾けたらなぁ」
と思う。
でも、その気持ちのすぐあとに、
- 今から始めても遅いかな
- 指が昔ほど動かないかもしれない
- 楽譜なんて読めない
- せっかく始めても続かなかったらどうしよう
そんな不安が浮かんできて、
結局、始めないまま時間だけが過ぎていく。
本当は、
ピアノの先生になりたいわけではない。
難しい曲を完璧に弾きたいわけでもない。
ただ一度、
好きな曲を、自分の手で弾いてみたい。
それだけなんですよね。
そして、その気持ちがあるなら、
年齢だけを理由に、最初から諦める必要はないと思います。
ピアノを始める前に知っておくと楽になること
● ピアノを始めようと思うと、
「ちゃんと続けられるかな」
「上手にならなければいけないのかな」
と、始める前からいろいろ考えてしまいます。
でも、最初から何年先まで考えなくてもいいと思います。
まずは、
自分が無理なく始められるかどうか。
そこから考えてみれば十分です。
無理をしない
「毎日練習しなければ」
と思うと、ピアノは急に大変なものになります。
でも、
今日は右手だけ。
明日は少しだけ両手。
そんな日があってもいい。
疲れている日は弾かなくてもいい。
大人になってから始める趣味なのですから、
誰かに急かされる必要はありません。
自分が楽しいと思えるペースで続ければいい。
私はそれで十分だと思います。
自分に合った学び方を選ぶ
ピアノには、
ひとつの正しい始め方があるわけではありません。
先生に直接教えてもらうのが合う人もいます。
一人で静かに練習するほうが合う人もいます。
動画を見ながら、
分からないところを何度も繰り返すほうが安心できる人もいます。
大切なのは、
「一番いい方法はどれか」ではなく、
「自分なら続けられそうなのはどれか」
だと思います。
ピアノは、最初から完璧なものを用意しなくてもいい
「ピアノを始めるなら、高価なピアノを買わなければ」
と思うと、それだけでハードルが上がります。
でも最初は、
自分の生活や住んでいる環境に合った鍵盤を選ぶところから考えてもいいと思います。
電子ピアノなら、
音量を調整できたり、ヘッドホンを使えたりするものもあります。
大切なのは、
最初から完璧な環境を作ることではなく、
「少し弾いてみようかな」と思ったときに、すぐ触れられること
なのかもしれません。
最初から大きな目標を立てなくてもいい
「いつか難しい曲を弾けるようになりたい」
と思うのは素敵です。
でも、最初からそこまで考えなくても大丈夫です。
まずは、
「今日は右手だけ」
「この部分だけ」
「昨日より少し弾けた」
そんな小さな変化を楽しむ。
気がついたら、
昨日まで弾けなかったところが弾けるようになっている。
そして少しずつ、
曲らしくなっていく。
ピアノの楽しさは、
そういう瞬間にもあると思います。
シニアが選べる3つの学び方
ピアノを始める方法は、大きく分けると3つあります。
どれにも良いところがあります。
だから、
「どれが一番優れているか」ではなく、
「自分はどの方法なら始めやすいか」
という視点で見てみてください。
独学で始める
独学は、
自分の好きな時間に始められる方法です。
誰かと予定を合わせる必要もありません。
今日は弾きたい。
と思ったときに鍵盤に向かえるのは、大きな良さです。
独学が合いやすい人
- 自分で試行錯誤するのが好き
- 好きなペースで進めたい
- お金をできるだけかけずに始めたい
- 間違っても気にせず楽しめる
一方で、
「これで合っているのかな」
と思ったときに、一人で悩むこともあります。
特に最初は、
何が分からないのかさえ分からないこともあります。
でも、
「まずは自由に触ってみたい」
という人なら、独学から始めるのも十分ありだと思います。
講座や教材を使って始める
「完全に一人で進めるのは少し不安」
でも、
「決まった時間に教室へ通うのも難しい」
そんな人には、講座や教材を使う方法があります。
教材や動画を見ながら、
自分のペースで進められるのが特徴です。

分からなくなったら、
もう一度戻る。
弾けなかったところを、
何度も繰り返す。
誰かのペースについていくのではなく、
自分が分かるところまで戻れる。
これが安心できる人もいると思います。
講座や教材が合いやすい人
- 一人だけで進めるのは少し不安
- 自分のペースで進めたい
- 決まった曜日に教室へ通うのは難しい
- 分からないところを何度も確認したい
- まずは一曲弾くことを目標にしたい
もちろん、
直接先生に見てもらいたい人には、物足りなく感じるかもしれません。
ただ、
「一人で自由すぎると続かなさそう。でも教室ほど本格的でなくてもいい」
という人には、
ちょうどいい方法になることがあります。
ピアノ教室に通う
先生に直接教えてもらえるのが、ピアノ教室の大きな良さです。
姿勢や手の形。
指の使い方。
自分では気づきにくい部分も見てもらえます。
ピアノ教室が合いやすい人
- 先生に直接教えてもらいたい
- 基礎からしっかり学びたい
- 自分一人だと練習を続けにくい
- 決まった時間があったほうが続けやすい
- 将来的に本格的な演奏を目指したい
一方で、
教室へ通う時間が必要になります。
「今日は疲れているから休みたい」
という日でも、レッスンの予定があります。
だから、
生活の中で無理なく通えるかどうかも大切です。
自分に合うのは、どの方法?
ここまで読んで、
「結局、自分にはどれが合うんだろう」
と思うかもしれません。
ざっくり分けるなら、
自由に楽しみたいなら
→ 独学
一人で進めるのは不安だけど、自分のペースで進めたいなら
→ 講座や教材
先生に直接教えてもらいながら、しっかり学びたいなら
→ ピアノ教室
こんなふうに考えると、選びやすいと思います。
ただ、
ここで無理に決めなくても大丈夫です。
「まずは一曲弾いてみたい」
という気持ちが強いなら、
その一曲を目標に始めてみる。
そのあと、
「もっと続けたい」
と思ったときに、また考えればいいんです。
「一曲弾けたらいい」から始めてもいい
ピアノを始めると考えると、
つい、
「これから何年も続けられるかな」
と考えてしまいます。
でも、
まだ始めてもいないのに、
何年後まで決める必要はないと思います。
まずは一曲。
それだけでもいい。
ずっと好きだった曲の、
ほんの一部分だけでもいい。
最初は、
片手だけかもしれません。
途中で止まるかもしれません。
何度も同じところを間違えるかもしれません。
でも、
少しずつ音がつながって、
「あれ、さっきより弾けている」
と思える日が来る。
そしていつか、
最初から最後まで、
自分の手で弾けた。
そのとき、
「もっと難しい曲も弾きたい」
と思うかもしれません。
一曲弾けただけで満足するかもしれません。
どちらでもいいと思います。
大人になってから始める趣味なのですから、自分が楽しめたなら、それで十分です。
もし、自分の手で好きな曲を弾けたら
少しだけ想像してみてください。
テレビやYouTubeで、
誰かがピアノを弾いているのを見て、
「いいなぁ」
と思っていた曲。
ずっと聴くだけだった曲を、
今度は自分の手で弾いている。
もちろん、
最初から上手には弾けないかもしれません。
間違えることもある。
途中で止まることもある。
でも、
昨日より少し弾ける。
先週より、
曲らしくなっている。
そしてある日、
最後まで弾けた。
誰かに聴かせるためではなくても、
上手だと言われなくても、
「自分で弾けた」
という感覚は残ると思います。
「あのとき、始めてみてよかったな」
と思うかもしれません。
最初の一曲を目指すなら、こんな始め方もある
ここまで読んで、
「本格的に習うかどうかは分からないけれど、一度ピアノを弾いてみたい」
そう思ったなら、
まずは最初の一曲を目標にしてみるのもいいと思います。
実際に、
大人になってからピアノを始め、
短期間で一曲を弾けるようになった人もいます。
もちろん、
誰でも同じ期間で弾けるとは限りません。
練習できる時間も違う。
経験も違う。
選ぶ曲によっても難しさは違います。
でも、
「大人だから無理」
と決めてしまう前に、
一度、自分に合った始め方を探してみてもいいのではないでしょうか。
特に、
- 楽譜が読めない
- 最初から難しい練習は不安
- 自分のペースで進めたい
- まずは一曲弾いてみたい
という人には、
動画を見ながら少しずつ覚えていく方法もあります。
実際に、
「大人になってからでも、一曲弾けるようになった人は、どんなふうに始めたのか」
について、こちらの記事で詳しくまとめています。

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